腰痛と内臓疾患

腰痛と一口に言っても、痛みの出る部分はそれぞれ違いますし、痛みの部分も限定できる場合と、ただ漠然とこの辺りが痛いという場合とがあると思います。

腰痛の約80%以上は、はっきりとした原因を特定できないというお話を他のブログ記事で書かせていただきましたが、腰痛は大きく分けて、5つに分類する事ができます。

①脊椎由来

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、筋筋膜性腰痛など

②神経由来

脊髄腫瘍、馬尾腫瘍など

③内臓由来

腎臓疾患、婦人科疾患など

④血管由来

腹部大動脈瘤、解離性大動脈瘤など

⑤心因性

うつ病、ストレス過多、ヒステリーなど

に分けられますが、今回は内臓の不調からの腰痛にフォーカスしていきます。

その腰痛内臓疾患かも

背中や腰が痛い、重い、ダルい、、、

そんな腰痛の原因は、内臓の病気が隠れている場合があります。

過度に敏感になる必要はありませんが、お腹の中の仕組みと、症状別に原因と思われるものをいくつか紹介します。

腹膜後器官に異常が出ると背中、腰に痛みが出る

お腹の中のの臓器は基本的に腹膜という膜に覆われています。

腹膜臓器には胃、肝臓、小腸、大腸、などの臓器で、この腹膜に覆われていないお腹の臓器を総称して腹膜後器官と言います。

腹膜後器官には十二指腸、膵臓、腎臓があり、これらの臓器の異常は腰痛を起こしやすいといわれます。

腰まわりに出る痛み

尿路結石など「間欠的な痛み」

尿路結石では、激しい痛みが突然出るが痛みは出たり消えたりを繰り返す。

卵管炎、子宮外妊娠「高熱を伴った痛み」

細菌のクラミジア感染などで起こる卵管炎、受精卵が子宮外で着床する子宮外妊娠では、高熱を伴い腰まわりが痛む。

子宮内膜症など「下腹部全体の重い痛み」

子宮内膜症は月経痛が重く、下腹部から腰まで痛みがおよぶ。

 

腰部の右側の痛み

十二指腸潰瘍「差し込むような痛み」

10代後半から40代の比較的若い人に多く発症する。

空腹時にみぞおちや右の背中に差し込むような痛みが出る。

肝炎など「だるさを伴う痛み」

右脇腹から背中にかけて、重だるいような痛みが出る。

腎炎、腎結石「発熱を伴う痛み」

腰部の痛みに発熱を伴う腎臓系の場合は、左右それぞれに起こる可能性がある。

 

 

腰部の左側の痛み

膵炎、膵臓癌「耐え難い痛み」

急性膵炎は、脂肪の多い食事をした後や過度の飲酒の後に起こる事がある。胆石が原因で起きる事もある。みぞおちから左上腹部、背中側まで痛む事もある。

腎盂腎炎、腎結石「発熱を伴った痛み」

細菌感染で起こる腎盂腎炎、腎臓に結石ができる腎結石では、痛みとともに発熱も伴う。

 

先にも述べたように、過度に敏感になる必要はないが、治療してもなかなか引かない腰痛は、内臓の病気が隠れている事もあるので注意しましょう。

 

私の体験ですが、

熱っぽく、腰の痛みがあったので、同僚の先生に施術してもらったのですが、痛みが全く引かず、それどころか、だんだん痛みは増していきました。

まさかとは思ったのですが、腰を軽く拳で叩いてみたところ、響くような痛みが腰に出ました。

腎臓系の病気だと確信し、病院でレントゲン検査をしたところ、腎結石でした。

その後石は体外に出て、10年以上再発はしていませんが、皆さんも頑固な腰痛にはご注意を!

腰痛について詳しくはこちら

腰痛

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